• 第3回アメリカンフットボール ワールドカップ2007
  • 3rd IFAF World Championship 2007 in KAWASAKI/JAPAN
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ゲームレポート

日本 48 - 0 フランス




フランスのファーストシリーズ第一プレ−で日本代表、5 山中がいきなりQBサック。セーフティを奪い、先制。

(C)JAFA/ Andrew Malana

 2007年7月7日@等々力陸上競技場。1万2000人以上の観客が訪れた等々力陸上競技場。W杯3連覇を狙う阿部ジャパンがその初陣を華々しい勝利で飾った。
試合は日本のレシーブでスタート。日本は先発QB に経験豊富な富澤(オンースカイ)を起用。SG隊形からの攻撃で前進を試みるが、1stシリーズはフレッシュならず、パントに追い込まれる。しかしフランスの1stシリーズ、最初のプレーで日本DL山中が猛スピードでフランスQBレオナルドテサをサック。これがセーフティーとなり日本は守備で先取点を奪い取る。このプレーで勢いに乗った日本は続く攻撃でもWRのジェットモーションからのランプレーやスクリーンパスなど、フランスのパワーに対抗するプレーで着実に前進する。そしてWR米山(富士通)へのロングパスで一気にレッドゾーンまで進むと、1Q 残り7分19秒にRB石野がエンドゾーンまで駆け抜け待望のTDを挙げる。
 反対に日本に出鼻をくじかれたフランスは勢いに乗れず、QBのエクスチェンジミスによるファンブルなどのミスが多発し、これが日本をさらに勢いづかせる。
 日本は2Q最初のシリーズこそダウン更新ならなかったが、P金親(オービック)の好パントでフランスを自陣1ヤード地点まで後退させる。ここで日本の攻撃力を恐れたフランスは自らエンドゾーンでニーダウン。日本は再びセーフティーで追加点を奪う。さらに今日絶好調のWR米山が2Q中盤に見事なランアフターキャッチでTDパスを決める。
 フランスは大型ライン活かしたランプレーで日本に襲い掛かるが、1つ1つのプレーに精度が欠け、またプレー自体がベーシックなためRBがLOSを突破しても古庄(オービック)を中心としたLBがボールキャリアに猛スピードで襲い掛かり、最小限のゲインに押さえ込む。前半は日本が完全にモメンタムを掴み、24−0で折り返す。

第一Q 残り2:47秒、スクリーンプレ−からフランス守備を振りほどき、一気にタッチダウンする 日本代表、80 米山
(C)JAFA/ Andrew Malana

 フランスのレシーブでスタートした後半も、日本の勢いはとどまることを知らない。DL米田(アサヒビール)がQBサックを連発すれば、攻撃でもQB富澤のパスが冴え渡り、あっという間にエンドゾーンまでボールを進め、最後はRB杉澤がエンドゾーンに飛び込みTD ランを決める。
 フランスも流れを変えようとQBをデュランに変更するが、日本の好調LB陣の壁に阻まれ前進することができない。
 逆にQBを富澤から高田に変えた日本はそのまま勢いを持続し、3Q終盤にはRB古谷のランプレーでさらに追加点を奪う。
 日本に圧倒され続けていたフランスも4Qになり、WRスマーへのパスでリズムを掴み前進を図る。しかしレッドゾーンまで攻め込むにもかかわらず、度重なるターンーバーで得点を奪うには至らない。
 結局試合序盤にモメンタムを掴んだ日本が最後まで試合をコントロールし、最後はQBデュランのボールはじいたLB牧内(鹿島)がボールをキャッチし、そのままエンドゾーンへ。この牧内のファンブルリカバーTDが決まった時点で時計の針がゼロを示し、日本の勝利が決まった。戦前は大型でスピードのあるフランスに日本がどうやって対応するかという点に注目が集まっていた。
 しかし実際は日本のスピードがフランスを上回り、攻守ともにフランスを圧倒した。特に体格差があるといわれていたライン戦も、日本がスピードとテクニックでフランスをコントロールしており、それが1つ1つのプレーに安定感を生んだ。
 当初は「ロースコアゲームに持ち込みたかった」(ルゴーHC)フランスだが、守備面でも日本のスピードについてゆくことができない。特にWR米山にはランアフターキャッチで再三突破を許し、前半だけで2本TDパスを決められている。 初戦でフランスに快勝し、順調に3連覇へのスタートを切った日本。しかし「今日の試合はあくまでも通過点だと思っている」と語る主将の脇坂(松下電器)からは慢心や油断はまったく感じられない。次戦のスウェーデン戦は勝てば決勝進出が決まる重要な試合。準備期間が4日と短いが、残された時間を十分に使い試合に臨んでもらいたい。
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