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※上の写真は2003年ドイツ杯のメンバーです。
2007日本代表チーム

急ピッチのチーム作りが進む「2007アベジャパン」


 阿部敏彰(アサヒビールシルバースター)日本代表監督率いるオールジャパン活動が、急ピッチで進められている。
 143名の第一次候補選手は3月中の強化練習で一旦解散。ただちに第2次候補として69名に再召集がかけられて、4月からの活動に入っている。今後は5月のゴールデン・ウイークを挟んで日本代表候補として60名が再編成されて、6月末の本戦直前に日本代表45名が選び出される見込みだ。
 週末2回のオールジャパンの練習は、当初から激しいヒットの応酬のスクリメージがメインとなり、緊張感溢れるサバイバル戦の様相を呈している。
「いずれも高い能力を持った選手たちばかり。日本代表としての意識も高く、密度の高いミーティングと練習を積み重ねている」と阿部監督は実戦形式の練習を見守りながら満足気に語っている。
 一方でコーチ陣の悩みの種が、負傷者対策だ。
「コンディショニングに細心の注意を払っているものの、それでも負傷者が少なからず出ている。ある程度は覚悟の上だったにしても、メンタル面を含めて本戦に向けてベストの状態に持っていくことが我々の最大の課題になるだろう」としている。
 森清之(鹿島ディアーズ)コーチ率いる攻撃は、ショットガン体型を主軸にしたスプレッド攻撃で臨む方針だ。99年の第1回イタリア大会、03年第2回ドイツ大会に、主要攻撃体型としていずれもプロI体型で臨んだオールジャパンだったが、森コーチが05年ジャパン−USAボウルでチームUSAハワイとの一戦のヘッドコーチとしてチームを率いた折にスプレッド攻撃を採用し、ギリギリの攻防が続いた終盤に逆転に成功して逃げ切った戦略が記憶に新しい。
 米国代表チームはもちろん、守備フロントに195センチ、140キロ超級の大型選手が揃うだろう欧州勢とのサイズ差をスピードとタイミングで凌駕するためには、パッシング攻撃の確立は欠くことのできない要素だろう。ショート、ミドル・パスの精度を上げて、ラン・アフター・キャッチを強調するウエスト・コースト・アタックを目指す構えだ。
 守備もスピードと集まりを強調したオール・ジャパン・スタイルとして、43守備が基調となる見込みだ。こちらは過去2回のW杯制覇の原動力として参加してきた大橋誠(オービックシーガルズ)コーチが牽引する。攻撃以上にフィジカル面で劣勢を強いられる可能性は高くなりそうだが、パワー・ゲームに備えるための戦略として、7メンフロントの43体型からの変化に注目される。最大の鍵を握るのがタックル力になるが、近代守備トレンドのカバー2戦略を軸にしながら、アグレッシブネスに富んだ取り組みを期待したい。

2007年日本代表チームのスタッフ