| ◎アメリカ代表
本場の威信をかけて初参戦初優勝を狙う
ついにアメリカが本場の威信をかけて、W杯初参戦を決意した。アマチュア選手をサポートし、米国内でのフットボール普及と発展目的に設立された非営利組織であるUSA連盟が、米国史上初となるナショナルチームを結成。NCAA(全米大学体育協会)所属大学で活躍した06年度卒業生からメンバーを募り、1部Aのトップスクールからスモールスクール組織のNAIAにいたるまでバランスよく選出した。
コーチ陣も豪華布陣だ。83〜86年にNFLカンザスシティ・チーフスでヘッドコーチを務めた他、数々の有力大学を率いた経験を持つジョン・マコヴィック・ヘッドコーチが攻撃を担当。守備は名門ネブラスカ大で30年にわたって守備コーチを務めたジョージ・ダーリントン・コーチが統括する。
最終ロースター45名中、NCAA1部所属チームからは25名のアスリートが揃ったが、中でも注目はテキサスクリスチャン大を昨シーズン12勝2敗の好成績で全米22位に導いたエースQBジェフ・バラードだ。通算パス成功率61.6パーセントは同大史上最高記録。06シーズン、自らのランで110回533ヤード8TDを稼ぎ出した走力も大きな武器だ。
バラードのメイン・ターゲットとなりそうなのは、スピード、クイックネスに富んだWRスティーブ・オドム(トレド大)。攻撃ラインの平均サイズは192.9センチ133.7キロで、185センチ114キロのテイラー・クレイグ(イエール大)、180センチ104キロのコディ・チルド(ウィスコンシン大スティーブンス・ポイント)らRB陣も重量級が揃っている。
ダーリントン守備コーチが得意とする戦術は、43体型をベースにブリッツを多用するスタイルだ。フロントはDL7名中、DE6名を選出し、スピードを重視する構えを見せているが、核となるのは192センチ114キロの長身DEショーウン・ムーワヘッド(アイオワ州立大)。LBはノースウェスタン大でキャプテンを務めた188センチ114キロのデメトリアス・イートン、06年プリンストン大のアイビーリーグ優勝の原動力となった日系4世ブリッグ・ウォーカーが中心となりそうだ。最後尾はヴァージニア工科大FSキャリー・ウェイドが死守する。
アメリカ代表は第2ブロックに所属し、7月10日に韓国と、12日にドイツと対戦する。NFLEL経験者を多数揃えて打倒・アメリカに燃えるドイツとの対決は、迫力に満ちた注目の一戦となりそうだ。
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