◎韓国代表
国内選手・在日選手連合で気概の初挑戦
1月に行われたアジア・オセアニア地区予選でオーストラリアを22対13で破り、初となるW杯代表権を勝ち取った韓国代表。
韓国と日本のフットボール界は友好が深く、今大会へ向けてヘッドコーチに大阪産業大学・茨木克治監督を招聘。正重高志攻撃コーディネーター(アサヒ飲料攻撃コーチ)、大島康司守備コーディネーター(立命館大守備コーチ)ら日本人コーチが中心となってチームの強化に努めてきた。
攻撃8名、守備4名、スペシャルチーム2名計14名の在日選手がチームの中核を担う。
攻撃は「Iフォーメーションからのランとプレーアクションパスによる確実なボールコントロール」(茨木ヘッド)が基本コンセプトだ。予選のオーストラリア戦では「OLの忠実なブロッキングでランがコンスタントに出たこと」(茨木ヘッド)が勝因であり、本戦においても、アサヒビールT趙元来(チョ・ウォンレ)、早稲田大G趙学来(チョ・ハクレ)、アサヒ飲料C/G岩本尚奉(ブ・サンボン)を中心とするOLの出来が大きな鍵を握ると見込んでいる。
QBは堅実なプレー遂行能力を持ち走力にも長けたブルザイズ東京QB金沢景敏(キム・キョンミン)と、パスを得意とするパク・キョンベを併用する。
TBはエースのキム・スミンに、本戦より加わったブルザイズ東京TB光山宗孝(キム・ジョンヒョ)がスピード溢れるランで活躍が期待される。
守備も富士通DL李宣炯(イ・ソンヒョン)、鹿島DL金保善(キム・ボソン)、富士通でプレー経験を持つLB金城泰範(キム・テボン)、アサヒ飲料DB谷原信博(ガン・シンパク)と在日選手が各ポジションの要となる。予選で勝利につながるインターセプトを演出したCBキム・スゴンは瞬発力と敏捷性に優れた注目の存在だ。
最大の懸念は国内選手と在日選手での合同練習がほとんど出来なかったことだ。「凝ったシステムやプレーは使用できないので、どれだけミスを無くし忠実にプレーできるかが勝利への鍵」と茨木ヘッド。韓国チームは3日に来日して在日選手と合流し、5日間でプレーをインストールして、8日のドイツ戦に臨む。
「厳しい戦いになることは覚悟の上だが、今後の韓国フットボールの財産となる大会にしたい」と茨木ヘッド。気概に満ちた初挑戦に注目だ。
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