牝馬のクラシック三冠戦といえば、桜花賞、オークス、秋華賞を思い浮かべる人が多いことでしょう。
かつてはエリザベス女王杯が三冠目のレースでしたが古馬戦へ移行し、秋華賞が三冠目のレースとなりました。
しかし、これらはJRA主催のレースであり、地方競馬のものではありません。
では、地方競馬における牝馬クラシック三冠戦とはどのレースでしょうか?
地方競馬にも牝馬クラシック三冠戦がある?
じつは、地方競馬には牝馬クラシック三冠戦があります。
開催地方競馬の中でも牝馬クラシック三冠戦があり、南関競馬で唯一行われています。
該当レースが、桜花賞、東京プリンセス賞、関東オークスになります。
もっとも古くは桜花賞が1955年、関東オークスが1965年、東京プリンセス賞が1987年の開始となっています。
牝馬女王の栄冠は、牡馬クラシック三冠よりもさらに難関?
地方競馬の牝馬クラシック三冠では、3レースとも春シーズンに行われます。
現在では全レースともグランダム・ジャパンシリーズとして、他地区所属の競走馬やJRA勢と対戦しなければなりません。
桜花賞が地方全国交流戦、関東オークスが中央・地方交流戦であり、南関東限定は東京プリンセス賞のみです。
牡馬クラシック三冠よりも三冠達成が厳しいといわれるのは、このためでもあります。
しかも、それぞれのレースは違う競馬場で実施されます。
桜花賞が浦和競馬場、東京プリンセス賞が大井競馬場、関東オークスが川崎競馬場です。
さらに、牝馬クラシック三冠を獲るためにはコース攻略も?
牝馬クラシック三冠を獲るためには、同じ南関競馬の競馬場とはいえ、数ヶ月の間にそれぞれの競馬場を転戦することになります。
コンディションの維持が鍵を握るともいえます。
さらに、それぞれの競馬場にはそれぞれの特徴があります。
浦和競馬場:左回り(小回り)、先行有利
大井競馬場:右回り、最終直線が長い、追い込み馬チャンスあり
川崎競馬場:左回り(小回り)、カーブの曲がりが鋭く外枠有利、浦和競馬場より最終直線が長い、追い込み馬チャンスあり
このような特徴の異なるコースを全て制覇しなければならず、牝馬クラシック三冠に価値があることはいうまでもありません。
これまでに牝馬クラシック三冠を達成した競走馬はいた?
これまでに牝馬クラシック三冠を達成したのは、ただ1頭のみ2006年に達成しています。
それが船橋競馬に所属していたチャームアスリープです。
このチャームアスリープですが、じつはあまり目立った活躍はしてません。
たまたま牝馬クラシック三冠のレースだけ3連勝しています。
「競走馬はいつどこで覚醒するのかわからない」そう感じさせられた馬です。
浦和競馬場で毎年桜花賞が開催され、これが牝馬クラシック三冠戦の幕開けとなります。
毎年のことになりますが「今年こそは」と期待をしながら注目してみましょう!
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