中央競馬でいうサンデーサイレンスのように、地方競馬においても強い産駒が存在します。
地方競馬の強い産駒で一際目立つ最強リーディングサイアーについて説明します。
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競馬で有名な血統のはなし
競馬をしていると『血統理論』といった専門用語を誰もが耳にしたことがあるでしょう。
「ブラッド・スポーツ」とも呼ばれ、親の特徴などを受け継いだ競走馬が活躍することも珍しくありません。
中央競馬であれば、以下のような歴史があります。
- サンデーサイレンス産駒時代は最も長く、最も有名な産駒
(孫が最強牝馬といわれるアーモンドアイ)
- その後、ディープインパクト産駒時代がおとずれる
(ディープインパクトもサンデーサイレンス産駒)
つまり、強い馬を生み出すのは遺伝の力がかなり強いということになります。
しかし、中央競馬での血統といえば、ほとんどが芝レース競走馬のことです。
南関競馬のような地方競馬であれば、血統といえばダート競走に強い血統を指します。
地方競馬の名産駒・血統馬といえばサウスヴィグラス!
地方競馬のようなダートレース競争において忘れてならないのがサウスヴィグラス産駒です。
サウスヴィグラスは、アメリカで生まれた外国産馬です。
1998年から2003年まで現役馬として活躍しました。
サウスヴィグラスは主にダートで活躍し、しかも遅咲きの競走馬でもありました。
- 1998年に東京競馬場でデビュー
- 2002年にJRAのGIIIである根岸ステークスで勝利(すでに6歳)
以後、主に地方競馬で活躍。
- 2002年の高知・黒船賞や岩手・クラスターカップなどで勝利
(しかしいずれもダートグレード競争重賞レースではあるのもの、最高クラスより2つ格下のJpnIII)
- 翌2003年には根岸ステークスを連覇
- 2003年のJBCスプリント(JpnI)を制覇
2003年のJBCスプリントは大井競馬場で開催され、勝利・引退によって種牡馬となりました。
なお、サウスヴィグラスの生涯全33戦のうち、芝レースは僅か2戦しかありません。
(しかも大敗した結果となっています。)
こういった背景からも、芝に強い・ダートに強いという馬が遺伝的に受け継がれていくという流れがくみ取れます。
サウスヴィグラスの引退後…
サウスヴィグラスは、種牡馬になってからは代表的な競走馬を数多く生み出しています。
サウスヴィグラス産駒で強い馬といえば、
- 2007年生まれのラブミーチャン
2012年の東京盃や2013年の東京スプリントなどに勝利
- 2011年生まれのコーリンベリー
2015年のJBCスプリントや2016年の東京スプリントを勝利
- 2013年生まれのモダンウーマン
2015年の東京2歳優駿牝馬や2016年の浦和桜花賞を勝利
などが挙げられます。
このように、地方競馬を語る上ではサウスヴィグラス産駒はもはや欠かせない存在です。
サウスヴィグラス産駒の特長とは?
では、サウスヴィグラス産駒にはどのような特徴があるのでしょうか?
ダートにめっぽう強い
サウスヴィグラス自体、勝利したレースはダート戦でした。
そのせいか、サウスヴィグラス産駒はほとんどダート専用馬で、ダートでしか活躍していません。
サウスヴィグラス産駒は、一年中ダート戦が行われる地方競馬においてはめっぽう強いです。
短距離にめっぽう強い
サウスヴィグラス産駒は、短距離戦に強いという特徴もあります。
特にスプリントに強い傾向があり、1200から1400メートルでは連対率が高いです。
スプリント戦は、地方競馬の主流なレースです。
しかも、9割以上ダートが主であるため、サウスヴィグラス産駒が活躍する余地が高くなります。
サウスヴィグラス産駒はもう出ない?
サウスヴィグラス産駒は、残念ながら2018年3月にお亡くなりになりました。
(ご冥福をお祈りします。)
今後はサウスヴィグラスの新しい子供はもう生まれることはありません。
しかし、そんなサウスヴィグラスの子供たちはまだまだ活躍しており、2020年においてもサウスヴィグラスはリーディングサイヤーに君臨しています。
以下の画像は、2020年5月におけるサウスヴィグラス産駒の成績一覧です。
引用:ランキング検索|JBISサーチ(JBIS-Search)
サウスヴィグラス産駒は、まだまだリーディングサイヤーに輝いています。
サウスヴィグラスに次ぐ、最強リーディングサイアーは?
中央競馬のように、サンデーサイレンス⇒ディープインパクトといった系譜があるのだとしたら、地方競馬においても例外ではありません。
サウスヴィグラス⇒???といった系譜が出現する可能性は非常に高いです。
また、サウスヴィグラスに次ぐ新たな種牡馬が出てくるかもしれません。
たとえば、
- 中央競馬ダート最強といわれるルヴァンスレーヴ
- ゴールドアリュール産駒の傑作ゴールドドリーム
といった馬たちが引退後、種牡馬として活躍することも期待できます。
血統に注目してみると、競馬の奥深さを知ってますます楽しくなります。
今後のリーディングサイアーがどうなるのか、楽しみです。