中央競馬ではよくGⅠという言葉を耳にします。
天皇賞や日本ダービー、有馬記念など誰もが知っているような大レースです。
一方で、地方競馬の大きいレースでどんなものが開催されているのか、あまり知らないという方も多いのではないでしょうか。
当然ですが、地方競馬にも大きいレースがあり、例えば天皇賞や有馬記念のようなGⅠレースなども開催されています。
今回はその地方のGⅠレースに注目してまとめてご紹介します。
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ダートグレード競争とは?
なぜダートグレード競争が設定されたのか、その背景について説明していきます。
そもそも中央競馬ではダートの重賞競走が多くありませんでした。
また、ダート適性のある馬が出馬できるレースが少なかったということが一つの問題でした。
そういった馬達の出走機会を図るために、ダートグレード競争が設定されたという背景があります。
地方競馬においてのダートグレード競走は、中央競馬との交流戦という大きな意味があります。
また、地方競馬開催側としては、中央の馬が出走してくれることによる売り上げ増加の為に門戸を解放したともいえます。
チェック地方競馬の重賞の種類について徹底解説
地方競馬の重賞JpnⅠとは?GⅠとの違いはなに?
ダートグレード競争の最高峰レースには、JpnⅠとGⅠがあります。
中央競馬ファンならGⅠレースについてはよくご存知でしょう。
JpnⅠとGⅠの違いといえば、国際競争であるかないかです。
GⅠは国際競争という位置づけで、海外の馬も出走が可能です。
2014年のことですが、東京大賞典に海外馬が初参戦したことも話題になりました。
逆にJpnⅠは日本の馬しか出走できません。
しかしいずれも国内最高レベルのレースであることに変わりありません。
GⅠは地方競馬でも最高峰の重賞レース!
前述で少し触れた東京大賞典は地方競馬の重賞の中では最高峰のレースです。
大井競馬で開催されるダートグレード競走の格付はGⅠで、賞金、売上、出走馬のレベル、どれを取っても地方競馬で一番格が高いというレースです。
中央競馬、地方競馬から強豪馬が選出されるハイレベルなレースです。
また、このレースは開催時期が年末であり、有馬記念の後に行われます。
そのため。有馬記念での負けを東京大賞典で取り返すと意気込む人も多く、大井競馬場は毎年この日はお祭り状態です。
地方競馬の重賞GⅠレースは東京大賞典だけ?
地方競馬のGⅠレースは、現在はまだ大井競馬場の東京大賞典だけとなっています。
JRA開催のGⅠレースでは、有名なフェブラリーステークスやチャンピオンズカップがあり、地方馬が参戦することもしばしばあります。
しかし、地方競馬の実力が上がり、売り上げも伸び、強豪馬が揃えば、JpnⅠがGⅠに昇格する可能性もあるでしょう。
近い将来はJpnⅠのJBCクラシック、かしわ記念といったレースもGⅠに昇格する可能性もあります。
地方競馬の重賞JpnⅠにも注目してみよう!
かしわ記念、JBCクラシックなどといったJpnⅠも地方競馬の中ではかなり格が高いレースです。
GⅠよりは格が下がるものの、国内のレースの中では上位に位置するグレード競争です。
また、JBCクラシックが開催される日はお祭りです。
同日にJBCスプリント、JBCレディスクラシックとJpnⅠレースが同日に3つ開催され、毎年盛り上がっています。
この3つのレースはもともと地方競馬場で開催されていましたが、2018年にはJRAの京都競馬場で開催されました。
中央競馬と地方競馬の交流がますます活発になってきました。
ぜひ地方競馬のJpnⅠ競争にも注目しましょう。
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