競馬初心者にとって、よくあるのが、予想はある程度当たっていたのに、馬券の買い方が違っていた、こういう買い方をしていれば当たっていたけど、それは思いつかなかったなど、買い方を間違えて的中できないことです。
しかし、これは初心者だけでなく、キャリアの長い人でもよくあることでもあります。今回は馬券の種類と、ケース別の買い方を紹介していきます。
地方競馬おすすめ予想サイト
地方競馬の「鉄板情報」を毎日見れる!
今ならライン登録で無料予想をもらえる
地方競馬おすすめ予想サイト
馬券の種類と特徴について
予算と買いたい馬の頭数で馬券を選ぼう
ここでは馬券の種類と特徴を簡単に説明します。
馬券の種類は、「単勝」「複勝」「枠連」「馬連」「馬単」「ワイド」「3連複」「3連単」、「WIN5(インターネット投票限定)」とたくさん分かれています。
まずは、それぞれの馬券について説明していきます。
単勝
単勝はもっともシンプルな馬券です。
1着になるのがどの馬かを当てる馬券です。
買いたい馬が1頭だけの時にオススメ。
複勝
複勝は3着までに入る馬を当てる馬券です。
出走馬が5頭以上の場合に発売されます。
7頭以下の場合は2着までが的中となるので、注意してください。
こちらの馬券は、当たりやすい分、人気馬だと配当が低いので、オススメは1着は難しそうだけど、2着か3着にはなんとか入るかもしれない人気薄の馬を選ぶ方法です。
人気薄を1,2頭買っておくのもいいと思います。
馬連
出走馬が3頭以上の場合に発売され、1着と2着になる馬の馬番号の組合せを当てる馬券です。
1着と2着の着順は関係ありません。
1着が人気馬でも2着が人気薄の場合、高配当になる場合もあります。
ポイント
ここで覚えておきたい買い方が「流し」と「ボックス」です。
流し
例えば昨年2021年の有馬記念、エフフォーリアという馬が一番人気でした。
この馬が勝ちそうだけど、2着争いは、上位人気のどの馬がきてもおかしくありません。
そういった時には、エフフォーリアから「流し」で買うのもオススメできます。
軸:エフフォーリアから上位5番人気までの馬連ながし
10から5,7,9,16の4点買い
5-10【的中◎】
7-10
9-10
10-16
17.4倍なので、1,000円が17,400円になります。
ボックス
もうひとつの考え方として、エフフォーリアは一番人気とはいえ、中山2500mで走った実績もないし、あのアーモンドアイが一番人気で9着に負けたレースでもあるので、エフフォーリアがこなかった場合の馬券も買っておきたいと思うときは、「5,7,10」の馬連ボックスで3点買い。
馬連ボックス
5-7
5-10【的中◎】
7-10
以上がボックスと流しの買う時の考え方となります。
これは他の券種でも同様の考え方で使える買い方なので、覚えてみてくださいね。
それでは、他の馬券の紹介に戻ります。
枠連
出走馬が9頭以上の場合に発売され、1着と2着になる馬の枠番号の組合せを当てる馬券です。
1着と2着の着順は関係ありません。
馬単
出走馬が3頭以上の場合に発売され、1着と2着になる馬の馬番号を着順通りに当てる馬券です。着順通りに当てる点で馬連よりも難易度が高い馬券です。
ワイド
出走馬が4頭以上の場合に発売され、3着までに入る2頭の組合せを馬番号で当てる馬券です。
1~3着までの着順は関係ありませんが、3着同着の場合に3着どうしの組合せは的中とはなりません。
3連複
出走馬が4頭以上の場合に発売され、1着、2着、3着となる馬の組合せを馬番号で当てる馬券です。
1~3着までの着順は関係ありません。3着まで当てないといけない点で難易度は少し高めといえます。
3連単
出走馬が4頭以上の場合に発売され、1着、2着、3着となる馬の馬番号を着順通りに当てる馬券です。
3連複と違って3着までを着順通りに当てなくてはいけないため、難易度はかなり高めです。
しかし、高配当になりやすい傾向があります。
WIN5
JRAが指定する5つのレースすべての1着馬を当てる馬券です。
主に日曜日に実施され、各競馬場のメインあたりが対象レースになります。
難易度は非常に高いですが、払戻金は最高で6億円と夢のある馬券です。
的中者がいない場合は、次回へ繰り越しされる「キャリーオーバー」となります。
インターネット投票ならびに競馬場・WINSで使えるキャッシュレス投票用ICカード“UMACA”で購入することができます。
なお、海外競馬の馬券発売時もインターネット投票と“UMACA”での購入が可能となっています。
初心者のオススメする馬券の種類と買い方について
的中率重視 1頭の単勝で勝負
色々な馬券の種類を紹介させていただきましたが、初心者の方にとって、レースに出走する全ての馬の分析を細かくして、予想をしていくのは、なかなか大変なことだと思います。
そんな方には、好きな馬、好きな騎手を1頭に絞って、気軽に楽しめる、単勝と複勝馬券を両方買う方法がオススメです。
その絞り方に関しても色々とありますが、例えば2021年、惜しくも最多勝は逃したものの、最高勝率を記録した川田将雅騎手を応援して、馬券を買い続けるとします。
(出典:wikipedia)
川田騎手の年間勝率は28.5%と最多勝のルメール騎手の24.8%を超える素晴らしい成績です。
もちろん、出走する全てのレースを買う訳にはいかないので、ひとつ条件を加えると、より当たりやすくなります。
それは「川田騎手と相性の良い調教師」の管理馬を選ぶことです。
その調教師とは、2021年54勝でリーディングトレーナーとなった中内田充正調教師です。
最高勝率の騎手と、最高勝利数を誇る調教師のコンビの2021年の成績は、1着30回、2着11回、3着11回、4着以下が32回となり、勝率35.7%、連対率48.8%、複勝率61.9%と素晴らしいのですが、さらに注目すべきは単勝回収率は113%となっていることです。
注目のコンビだけに、通常であれば、ちょっと実力が足りない馬でさえも、人気となってしまうので、単勝回収率が100%を超えるのは本当に難しいのですが、それを実現してしまうこのコンビは驚異的です。
重賞でも活躍している馬でいうと、スワンステークスを勝ったダノンファンタジー、阪神カップを勝ったグレナディアガーズ、新潟2歳ステークスとデイリー杯2歳ステークスと重賞を2勝したセリフォスなどがいますので、この馬たちの今後のレースも是非注目してみてください。
また川田騎手と相性の良い他の調教師は、勝利数で上位をチェックしてみると、15勝の友道康夫厩舎(レッドジェネシスなど)、7勝で高野友和調教師(レイパパレなど)と安田隆行調教師(ダノンスマッシュ、レッドルゼルなど)、6勝で音無秀孝調教師となっております。
この4名の調教師とのコンビでも、単勝回収率は全て100%を超えていますので、こちらも注目してみてください。
高配当・もしかしたら万馬券もローリスクで狙える! 3頭選んでワイドボックスで勝負!
もうひとつ、高配当を狙う馬券を紹介します。
それは人気馬と穴馬を組み合わせた3頭を選んで、ワイドのボックス買いで勝負する方法です。
最近のレースの例で紹介すると、2022年3月に中山牝馬ステークスという重賞レースがありました。
このレースは、なんと1着に、15番人気のクリノプレミアムが優勝しました。
そして2着が12番人気のアブレイズ、3着に1番人気のミスニューヨークがきたものの、大波乱のレースとなりました。
通常15番人気とか2桁人気の単勝はなかなかくることがなく、それを買い続けても当たる可能性はかなり低いので、このレースでも、この15番人気の単勝にはなかなか手を出す人は少なく、的中が難しいものです。
ですが、人気がない馬でも、1着は難しくても、3着にくることは割とあります。
ですので、3着以内に入りそうな馬で、確率の高そうな人気馬と、もしかしたらくるかもしれない、人気がない馬の両方を選んで当てにいく方法が今回紹介するワイドのボックス馬券です。
3,14,16のワイドボックスで3点買い
3-14【的中◎】 19倍
3-16【的中◎】 65.8倍
14-16【的中◎】 199.7倍
今回紹介したレースでいうと、1番人気のミスニューヨークは、このレースと同じ中山競馬場の重賞レースを前走で勝った実績もあり、鞍上のミルコ・デムーロ騎手も実績ある得意なコースということで、まず3着以内に走る確率が高そうと選びやすい馬です。
こういう馬もしっかり押さえておくことも、的中のためには大事なことです。
次に、穴馬の選び方ですが、今回のレースで勝利した15番人気のクリノプレミアムは前走の京都牝馬ステークスでは16着と大敗しているため、その直近の成績の時点で、あまり選びたくなくなるかもしれません。
ただ、そのもうひとつ前のレースの京都金杯では5着と健闘しており、ひとつ前のレース以外の成績もしっかり見ておくと良いかもしれません。
実力がある馬でも、出遅れだったり、レース中に不利があったり、調整がうまくいってなかったりして、力を出し切れずに大きく負けてしまう場合があります。
クリノプレミアムも大敗の理由として、滅多にしない出遅れをして、さらに距離が短いレースで流れが合わなかったので、最後は無理をしないで走っていたようです。
そういったワケありの負けた理由がわかっていたりする場合、前走から一変して成績がよくなるケースがよくありますので、こういった馬を見つけて狙ってみましょう。
また2着にきた、アブレイズも人気薄ですが、好走するチャンスのある馬でした。元々、中山競馬場での重賞レース、フラワーカップを勝利した実績のある馬でした。
しかし、クリノプレミアム同様、前走のレース 府中牝馬ステークスで13着と大敗していました。
その前のマーメイドステークスは6着とまずまずでしたが、前走の大敗と合わせてアブレイズが人気を落とした理由は、レース当日の馬体重がマイナス14キロと一見大きく減っていたことも要因としてありました。
一般的に馬体重がプラスマイナス10以上増減があると、体調があまりよくないのではないかと、マイナス要因として捉える競馬ファンの方も、結構います。
しかし、この数字には注意が必要です。
アブレイズはマイナス14キロでしたが、前走時はプラス10キロ、その前もプラス8キロと敗戦した過去2戦で、結構体重が増え続けていたのです。
そして、その増えた体重の時は、いままで好走した時の体重ではなかったので、むしろマイナス14キロで体が絞れたと捉えた方がよかったのです。
そういった変化に気づけるときと、気づけないときがありますが、穴馬を狙うときは、以前実績がある馬は、なにかプラスに働く条件がある時は、狙ってみるなど、自分でルールを作っていくと狙いやすいかもしれません。
例えば騎手が○○騎手に乗り替わりとなったときなど、簡単なものでも、それが高配当に結びつくこともあります。
また、ワイドボックス馬券のもうひとつオススメな部分としては、選んだ3頭が1着~3着に全てきた場合、3点全て的中馬券になるということです。
同じ馬を選んで、馬連ボックスですと3点購入した場合、当たり馬券は1種類だけですが、ワイドは全て当たりになります。
また馬連との違いでいうと、1着と2着だけが的中となる馬連に対して、1着と3着、2着と3着でも当たりになり、狙った馬が惜しくも1着にならなかった、2着かと思ったらわずかに負けて3着だったという時にも的中となります。
その分、配当は馬連よりも下がりますが、人気薄の馬が3着にきた場合、1着2着の馬連の配当より、2着3着のワイドの配当の方が高くなるということもよくありますので、高配当も狙えるワイドはオススメです。
まとめ
最後に、今回は初心者の方に「単勝勝負」と「3頭ワイドボックス」の買い方をオススメさせてもらいましたが、あまり多くの点数を買わずに、長く楽しめる買い方の一例です。
この買い方をベースにしながら、時には他の馬券も買ってみるのも、もちろん面白いと思いますが、自分のルールを決めて買い続けていくと、当たった時の嬉しさが倍増すると個人的には思っています。
その嬉しさこそ、競馬の楽しみの醍醐味だと思いますので、たくさん当てて、たくさん競馬を楽しみましょう。