ヘニーヒューズ産駒の特徴は？相性の良い母父血統など徹底分析！

アメリカを代表する種牡馬の一頭「ヘニーヒューズ」。

これまでの産駒数は690頭を超え、サイアーランキングは年々順位を上げています。

さらに、ヘニーヒューズ産駒の得意な距離や、相性の良い母父血統が判明しました。

ヘニーヒューズはどんな馬だった？

はじめにヘニーヒューズがどんな馬だったかを説明します。

ヘニーヒューズの血統

ヘニーヒューズの血統です。

父：ヘネシー
母：Meadow Flyer
母父：Meadowlake

ヘニーヒューズはアメリカの短距離ダートで活躍しました。

父父Stormcatは欧州の力の要る馬場に適性がある種牡馬。

母父Meadowlakeはアメリカ血統の短距離馬。

ヘニーヒューズもこの特徴をよく受け継いでいます。

ヘニーヒューズの生産者・厩舎・馬主

ヘニーヒューズの生産者と厩舎および馬主です。

生産者：Liberation Farm, Trackside Farm & CHO, LLC
厩舎：Patrick Biancone（アメリカ合衆国）
　　　→Kiaran McLaughlin（アメリカ合衆国）
馬主：Gulf Coast Farms and Cherry, Martin L.
　　　→Darley Stable
　　　→Zabeel Racing International

ヘニーヒューズは、日本でもお馴染みのダーレーと関わりのあった馬です。

ヘニーヒューズの実績

ヘニーヒューズの実績です。

獲得賞金：112万4820ドル
通算成績：10戦6勝（アメリカGⅠ2勝）
主な勝ち鞍：キングスビショップステークス（アメリカ・ダート1400m）

ヘニーヒューズはGⅠで2勝を挙げたのちに種牡馬となるも、日本に輸入されることになりました。

代表的なヘニーヒューズ産駒

ヘニーヒューズ産駒は、これまでに重賞を制したダート馬を多く輩出しました。

ワイドファラオ（現役、JpnⅠ1勝）

モーニン（引退、GⅠ1勝）
アジアエクスプレス（引退、GⅠ1勝）
ケイアイレオーネ（引退、JpnⅡ1勝）

重賞で勝ち星を多く挙げるほどの強い産駒はいません。

しかし、3～4歳のうちに重賞を1勝以上挙げる馬をコンスタントに輩出しています。

ヘニーヒューズ産駒の特徴

ヘニーヒューズ産駒の特徴について説明します。（掲載しているデータは2021年2月までのものです。）

ヘニーヒューズ産駒の芝適正

ヘニーヒューズ産駒の芝コースの適正について調査しました。

距離別で分析

ヘニーヒューズ産駒の芝コース距離別データです。（全中央競馬、盛岡競馬含む）

ヘニーヒューズは現役時、ダート短距離が得意な馬でした。

JRAでの勝ち星はほとんどダートでのものです。

そのためか芝適正はほとんどありません。

ヘニーヒューズ産駒のダート適正

ヘニーヒューズ産駒のダートコース適正について調査しました。

距離別で分析

ヘニーヒューズ産駒のダートコース距離別データです。（全中央競馬、地方競馬含む）

やはりヘニーヒューズ産駒は1600ｍ以下の短距離で優秀です。

JRAと地方競馬でデータを分けてみます。

JRAのデータです。

やはり短距離での勝率は安定しています。

次に、地方競馬のデータです。

やはり1600ｍ以下の短距離で成績が安定しています。

性別で分析

ヘニーヒューズ産駒のダートコース性別データです。（全中央競馬、地方競馬含む）

牡馬の勝率がやや高いです。

馬場状態で分析

ヘニーヒューズ産駒のダートコース馬場状態別データです。（全中央競馬、地方競馬含む）

不良馬場での勝率がやや高いです。

不良馬場の適正が高いのかもしれません。

母父で分析

ヘニーヒューズ産駒のダートコース母父別データです。（全中央競馬、地方競馬含む）

お馴染みの母父血統とはほとんど相性が良さそうです。

特にフジキセキ、ブライアンズタイム、アグネスタキオンは頭数が多く成績が安定しています。

ヘニーヒューズ産駒はダートに向いている

ヘニーヒューズ産駒はかなりダート向きの血統といえるでしょう。

特にJRAや地方競馬問わず1600ｍ以下で能力が高く、不良馬場にも強いという特性があります。

一方で、芝コースの適正は全くといっていいほど無いです。

今後も期待できる種牡馬ですので、ヘニーヒューズ産駒を見つけたら注目してみましょう。

参考 2021年地方競馬優秀血統ランキング！お馴染みのアノ産駒が最強？