地方競馬で負けない買い方とは?中央競馬との比較とおすすめの買い方5選

地方競馬で負けない買い方とは?中央競馬との比較とおすすめの買い方5選

「地方競馬はやらない方がいい」
「地方競馬は儲からない」

このような言葉は、普段中央競馬の馬券を買っている人からよく聞かれます。
おそらく、中央競馬を中心に馬券を買っていて、たまに地方競馬場に行ったり、ネットでナイター競馬をやっている人だと思います。

そんな人が、よく知らない馬・騎手・コースで競馬予想をしても的中させることは難しいでしょう。
そこでこの記事は、地方競馬で負けない買い方とはどんなことなのかを、中央競馬と比較しながら解説します。

競馬で大きく勝つことはなくても、負けないということは大事ですね。
競馬を少しでもやっている人なら、負けないこと(トントン収支)がいかに難しいかが分かってもらえると思います。
これから地方競馬にチャレンジしたいという人の参考になればと思います。

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地方競馬と中央競馬の違い

地方競馬と中央競馬の違い

地方競馬で負けない買い方をするためには、その特徴を把握する必要があります。
まずは地方競馬を知ることが大事ですね。

中央競馬の馬券をよく当てている人でも、地方競馬は全く当たらないことも多いです。
それは地方競馬が、様々な面で中央競馬と違うからだと考えられます。
ここでは地方競馬の特徴を、中央競馬と比較しながら見ていきます。

中央競馬と地方競馬の超決定的な違いとは?儲かるのはどっち?中央競馬と地方競馬の超決定的な違いとは?儲かるのはどっち?

ダートコース

地方競馬場は全国に15場ありますが、盛岡競馬場を除いてダートコースしかありません。
また唯一芝コースを持つ盛岡競馬場も、ほとんどがダートコースで競馬が行われています。

中央競馬の競馬場は芝コースの内側にダートコースがありますが、盛岡競馬場はダートコースの内側にこじんまりと芝コースがあります。

そのことからも、ダートコースが重視されていることが分かりますね。
それならば地方競馬は中央競馬のダートコースの記録を参考にすればいいかというと、そう簡単ではありません。

中央競馬のダートコースは砂の深さが9cmに設定されていますが、砂の下の素材によって脚抜け度合いが違います。
東京競馬場よりも、中山競馬場の方がタイムが遅いというのはそのためです。

地方競馬は競馬場によって砂の深さも質も砂の下の素材も違うため、中央競馬の物差しでは計れません。
このように地方競馬を攻略するには、まずは競馬場毎のダートコースを理解することが必要なのです。

小回りコース

地方競馬場の大きな特徴として、小回りコースということが挙げられます。
初めて地方競馬場を訪れた人は、まずこの小回りコースに驚きます。

どのくらいの狭さかというと、向こう正面を走る馬を肉眼で見られるレベルです。
それでは中央競馬の東京競馬場と地方の佐賀競馬場で比較してみます。

競馬場名 全周 直線距離
東京競馬場 1899m 501.6m
佐賀競馬場 1100m 200.0m

ここまで大きさが違うと、同じダートコースでも全く違ったものになります。
東京競馬場では4コーナーを回ってからの仕掛け所や、追い比べが魅力です。

一方佐賀競馬場では、4コーナーを回ってから仕掛けても届きません。
佐賀競馬場の仕掛け所は向こう正面から3コーナー、4コーナーまでです。

この時点で先頭集団にいないと、ほぼ馬券圏内には入れません。
そうすると佐賀競馬場で馬券対象になる馬は、中央競馬とは変わってきますよね。
このようにコースの長さを比較しただけでも、地方と中央では狙う馬が異なることがわかります。

騎手の重要性

競馬は馬7対騎手3と言われていますが、地方競馬においては馬6対騎手4とも考えられています。
これは小回りコースのため馬の位置取り、仕掛け所が難しいからではないかと思われます。

2022年度の全国地方競馬リーディングは、勝ち鞍数で吉村智洋騎手が1位でした。
吉村騎手は主に園田競馬・姫路競馬で活躍していますが、2022年度は1202回騎乗し、その成績は以下の通りです。

順位 回数 勝率(連対率・3着以内率)
1着 349回 29.0%
2着 210回 46.5%
3着 169回 60.6%

これは3連複・3連単の馬券を買うときは、吉村騎手がどんな馬に乗っていようが買わなければならないような成績ですね。
10回に6回は3着以内に来るのですから、馬券から外すのは勇気が要ります。

地方競馬場には吉村騎手のように、絶大な信頼を受けている騎手が必ずいます。
そのため地方競馬は中央競馬以上に、騎手の取捨選択がとても大事なのです。

ナイター開催

地方競馬の特徴として、15場の内9場でナイター競馬を実施していることが挙げられます。
中央競馬では昼開催のみなので、夜に競馬をやっていることに最初は驚くのではないでしょうか。

人でも朝型・夜型と分けられるように、馬でも夜が得意・不得意というのがわずかながらあります。
そのため通常の昼開催と、ナイター開催で成績に差がある馬には注意が必要です。
本来馬は昼行性ということで、夜に活動することはあまりないようです。

しかし馬は短い睡眠を繰り返して体力を回復するので、ナイター競馬でもそれほど負担になっていません。
馬に負担がないのであれば、ナイター競馬は仕事が終わってから楽しめるので、競馬ファンにとってはありがたいですね。

地方競馬で負けない馬券の種類

地方競馬で負けない馬券の種類

地方競馬で負けないための馬券の種類を紹介します。
大きくは勝てなくても、とにかく負けない競馬を続けてさえいれば、少しずつ勝てるようになるはずです。

そこで今回は、収支で少しだけプラスになる、回収率105%を目標に話を進めていきます。
3連複や3連単など3連系の馬券はハイリスク・ハイリターンになるので、今回はそれ以外の馬券を用いて負けない方法を模索していきます。

単勝

地方競馬で負けない馬券の1つ目は、単勝です。
その理由は中央競馬より出走頭数が少ないため、当たる確率が高いことにあります。

例えば東京競馬場ではフルゲートが18頭ですが、浦和競馬場では12頭です。
そのため単勝の的中率は東京競馬場で5.6%のところ、浦和競馬場では8.3%に上がります。

また単勝の1番人気馬が1着になる確率は、中央競馬が30%前後、地方競馬が40%前後と10%も差があります。
それだけ地方競馬において単勝馬券は当てやすいと言えますね。

地方競馬は細かくクラス分けされているので、出走する馬のレベルは変わらないはずです。
ところがレースによっては、全く別格の馬が紛れていることがあります。

例えば中央で勝ちきれない馬が、地方に来たような時です。
このような馬はパドックから明らかに他の馬とは気配が違うので、その時は思いきって買ってみましょう。
地方競馬では他の馬券には手を出さず、単勝馬券のみで勝負してみるのも一つの手だと考えます。

地方競馬の単勝で回収率を上げるための予想方法を伝授!必勝法はある?地方競馬の単勝で回収率を上げるための予想方法を伝授!必勝法はある?

複勝

地方競馬において単勝馬券が当たりやすいということは、複勝はもっと当たりやすいということになりますね。
そのためか地方競馬では、当たった馬券をそっくり次のレースに賭ける「複勝コロガシ」をする人もいます。

前述した園田競馬の吉村騎手は、3着以内率が60.6%です。
吉村騎手を中心に複勝馬券を組み立てて転がせば、資金が大きく膨らむ可能性もありますね。

しかし当たりやすいということは、配当が低いことでもあります。
実際に吉村騎手の騎乗馬の複勝配当は、100円の元返しが多くあるので注意が必要です。
複勝を買うときは、直前のオッズをよく確認しましょう。

そして複勝は確かに一番負けにくい馬券ですが、当たっても配当が低いのであまり嬉しくないというデメリットもあります。
複勝だけでなく、他の馬券と併用して買うことをおすすめします。

一番よく当たる複勝を予想して、地方競馬で勝つ方法を探る一番よく当たる複勝で地方競馬で勝つ方法について徹底解説

ワイド

地方競馬で単勝と複勝が当たりやすいとすれば、その組み合わせであるワイドも当たりやすいことになります。
ここでのポイントは、3着までに来れば当たりという考え方をしないことです。

2着までに来る馬、つまり馬連を買う感覚で2頭を選び、それをワイドで買います。
そうすれば的中率はより上がってきますね。
そうして当たるようになってきたら、少し穴っぽいところも買っていきましょう。  

枠単

枠単は地方競馬のみにある馬券の種類で、枠で1着2着を着順通りに当てるものです。
的中率は高くはないですが、思わぬ高配当になる可能性があります。

確勝級の馬が2頭いる場合、人は枠単ではなく馬単を買う傾向があります。
そのため馬単より枠単の方が的中率は上なのに、枠単の方が高配当になることが多いです。
ワイドを買うつもりで選んだ2頭にかなりの自信があるなら、枠単を少しだけ買ってみることをおすすめします。

地方競馬で負けない買い方5選

地方競馬で負けない買い方5選

地方競馬は難しいと言われますが、それは競馬場によってコース形態などが異なっているからだと思われます。
そこで地方競馬で負けないために、様々なことを限定していく買い方を紹介します。

そうすることで、馬券が当たる確率が上がっていくと思いますよ。
誰でもできることなので、チャレンジしてみてください。

競馬場を1箇所に絞る

地方競馬は競馬場によって様々なものが異なっています。
コース形態、直線距離、砂の深さなど全く別物と言っていいと思います。

そのためそれら全てを把握して、複数の競馬場で馬券を当てるのはかなり難しいです。
そこで、第一の提案は競馬場を1箇所に絞るということです。
 
できれば自宅の近くでよく通えるところがベターです。
ネットで馬券が買える時代ですが、やはり実際の競馬場で見た方が様々なヒントを掴めます。

競馬場を1箇所に絞ったら、しばらくは馬券を買わずにレースを見てみましょう。
予想をしっかり立てて馬券を買ったつもりで見ているうちに、その競馬場独特の勝ちパターンや負けパターンが分かってきます。

そしてある程度当てる感覚を掴めてきたら、少しずつ馬券を買ってみます。
このように、まずは自分の得意な競馬場を作ることから始めていきましょう。

勝負する距離を決める

自分の得意な競馬場ができたら、次は得意な距離を決めます。
例えば浦和競馬場の場合、1400mのレースが主力になっています。

第4コーナーを回ったところからスタートして、1周ちょっとでゴールするコースです。
この距離に絞ってレースを見ていると、スタート直後の位置取り、3コーナー前の仕掛け所、直線での追い方などの勝ちパターンが見えてきます。

そうするとどんな馬が有利かが分かり、的中率も上がってきます。
そして浦和競馬場で1400mと決めたら、1500mや800mのレースは見送るのがいいですね。

レースを限定する

次に限定するのはレースです。
競馬は1日12レースほど行われますが、やみくもに全レースを買っていては負けてしまいます。

そこで前日に新聞やネットで調べて、買わないレースを作ってしまうのです。
軸馬を絞り込めないレースや、自分の得意ではない距離のレースは初めから無かったことにします。

そうすると半分くらいには絞り込めるので、あらためてそのレースを研究します。
レースを限定すると研究する時間と、馬券代の節約になっていいですよ。

1日の馬券代をいつも同じにする

一見あまり関係ないように感じますが、1日の馬券代をいつも同じにすることは大事です。
1日1万円使う人は、その金額での馬券戦術があります。

例えばその人が仕事でボーナスが出て、今日は10万円で勝負しようと考えたとします。
そうするといつも1万円で頑張っていた馬券戦術は、10万円の前では全く役に立たなくなってしまうのです。

1万円だったらここはワイドにしてとか、枠単を少し買ってみるとかいつもの思考、いつもの買い方になります。

ところがいざ10万円賭けられるとなると、なんだか本命サイドで決まってしまうように感じてしまったり、いつもできていた正常な判断ができなくなってしまうのです。
負けない買い方をしたいのであれば、いつも同じ金額だけを賭けるようにしましょう。

買い目を絞る

地方競馬で負けない買い方の5番目は、買い目を絞るということです。
これはJRAの馬券を買うときにも言えることですが、地方競馬では特に絞る必要があるのです。
それは出走頭数が少ないため、中央競馬よりも配当が低くなるからです。

具体的に何点に絞るかはレースによって変わってきますが、絞りきれない時はそのレースは見送るようにします。
そうすることで、当たっても収支がマイナスになる「トリガミ」を防ぐことができます。
買い目を絞って当たった時の喜びは、いつも以上に大きいですよ。

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まとめ

この記事は地方競馬で負けない買い方について解説してきました。
まとめると次のようになります。

「地方競馬で負けない買い方」のまとめ
・地方競馬で負けないために中央競馬との違いを把握することが大事
・地方競馬はダートで小回りコース
・地方競馬は騎手が重要でナイター開催がある
・地方競馬で負けない馬券の種類は単勝・複勝・ワイド
・枠単は地方競馬のみの馬券で高配当の可能性がある
・地方競馬で負けないために様々なことを限定する
・競馬場・距離・レース・馬券代・買い目を限定

人が体調不良になった時、最も苦しいのは病名が分からないことと言われています。
病名が分かっていれば治療が始められますが、分からないとやりようがなく、精神的にも負担になってきます。

それと同じように、地方競馬もよく分からないから難しいと感じるのだと思います。
相手をよく知ることで、様々な突破口が見えてきます。
まずは地方競馬をよく知ることが大事ですね。

またこれも地方競馬場に通っていると分かるのですが、競馬場が小さいだけに中央競馬にはない親密な空気が流れています。
そのため地方競馬場は「自分の競馬場」という感じがするところも魅力です。
地方競馬を深く知って、負けない馬券を買ってほしいと思います。