地方競馬のオッズが低い理由とは?配当妙味の薄くても儲ける買い方を紹介!

地方競馬のオッズが低い理由とは?配当妙味の薄くても儲ける買い方を紹介!

日本には中央と地方という2つの競馬があります。
中央競馬を運営しているのはJRA(日本中央競馬会)です。

有馬記念をはじめ、緑一面に敷かれた芝レースが盛んに開催されています。
対して地方競馬は地方自治体が運営しており、ダートが主流のレースが多いです。

競馬に長く触れている人であれば周知の事実ですが、中央よりも地方のほうが配当妙味が薄くなりやすいです。
どうして地方のほうが配当妙味が薄い傾向にあるのでしょうか。

当記事では地方競馬のオッズが低くなりやすい理由を解説します。
そして、配当妙味の薄い地方競馬で収支を上げるコツもまとめました。

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地方競馬のオッズが低くなる最大の理由は売上の少なさにある

地方競馬のオッズが低くなる最大の理由は売上の少なさにある

地方競馬と中央競馬のオッズの仕組みはほとんど一緒です。
しかし、中央競馬よりも地方競馬のほうがオッズが低くなりやすいです。
その最大の理由は売り上げの違いです。

地方競馬は中央競馬と比較すると段違いで売り上げに劣っています。
そのことが、オッズが低くなる原因となっています。
最初に、地方競馬の売り上げが中央競馬よりも低い原因を紹介します。

そもそもオッズの仕組みとは

オッズが低い原因を紹介する前に、競馬初心者のためにオッズの仕組みを紹介します。
オッズは以下の数式で表すことができます。

オッズの計算式
払戻率(100-控除率)÷支持率

難しい単語がいくつか出てきました。
払戻率というのは馬券が的中したときに返ってくる割合を数値化したものです。

控除率というのは馬券種ごとに設けられた手数料のようなもので、単勝なら20%、三連単なら27.5%となっています。
払戻率は「100-控除率」を差し引いて求めることができるので、単勝馬券の払戻率は「100(%)-20(%)」で80%になります。

支持率というのは投票率と馬券の総売上からどれくらいの割合支持されているか、数値化したものです。
支持率は下の数式で求められます。

支持率の計算式
投票率÷馬券総売上×100

例えば単勝馬券の総売上が100万円で、そのうちAという馬の単勝馬券が30万円分売れていたら「30(万円)÷100(万円)×100=30%」となり、Aは全体の3割の支持を得ていることになります。

オッズは払戻率から支持率を割って求めることができるので、Aの単勝オッズは「80÷30=2.6666倍」です。
小数点第2位以下の数値は切り捨てるため、単勝オッズは2.6倍ということになります。

一度の大量投票であっさりオッズが変動してしまう

そもそもオッズは馬券の総売上で変動率が変わります。
例えば、総売上が100万円のレースで誰かが10万円分の馬券を購入したらオッズは一瞬で変化します。
なぜなら、総売上と購入分の差が小さいからです。

しかし、売上が100億のレースに10万円の馬券を購入しても、差があるためオッズが大きく変動することはありません。
もしも売上100億円規模のレースのオッズを動かしたいのであれば、10億円単位の馬券を購入しないと変動しないのです。

オッズは総売上次第で変化します。
地方競馬の配当が安くなりやすい理由は、全体売上の少なさが影響しているのです。

地方競馬は中央競馬よりも知名度の高いレースが少ない

地方は中央競馬と比較しても知名度の高いレースが少ないです。
そもそも、競馬初心者にとって競馬といったら緑一面に敷かれたコースをイメージするはずです。

確かに、芝コースは有馬記念や日本ダービーのように知名度の高いレースがたくさんありますし、視覚的にも芝コースは映えます。
中央競馬で開催されるG1は一年で26レースありますが、そのうちの22レースが芝のG1という点から見ても芝レースに対する力の入れ様が感じられます。

地方競馬にもJpn1という中央競馬におけるG1に匹敵するグレードが存在しますが、それでも中央のG1より知名度は低いです。
ダートにも有名な馬はいるのですが、それでも芝レースが行われる中央競馬が人気しやすい理由に、広告の打ち方があります。

競馬番組を見ているとたびたび競馬に関するコマーシャルが入りますが、それらはほぼすべてJRAのものです。
地方競馬のコマーシャルはほとんどありません。

また、JRAは近年若い人に向けた広告を打つようになったため、新規競馬ファンのほぼ全員が中央競馬から競馬に触れます。

中央競馬には緑一面に敷かれた芝コースや有名馬が多数いるため、芝コースのない地方には目もくれず、中央の馬券のみを購入する人も多くなりました。
レースの知名度と広告の打ち方が中央と地方に売上の差を生んだのです。

有名馬も中央競馬より少ない

中央競馬と地方競馬は有名馬にも差があります。
中央で活躍した馬にはディープインパクトやキタサンブラック、アーモンドアイなど知名度の高い馬もたくさんいます。

これらの馬は競馬に興味のない人にとっても耳にしたことがあるほどの名馬です。
また、いずれも芝のレースで活躍した馬なので地方競馬に足を運んだことは一度もありません。

対して、地方所属で知名度の高い馬といったらメイセイオペラやアジュディミツオーなど、競馬初心者からしたらどういった馬なのかさっぱり分からない馬ばかりでしょう。

過去にさかのぼればハイセイコーやオグリキャップも元地方所属馬ですが、最終的には中央に移籍して活躍したので中央所属馬となりました。
どうしても、地方よりも中央競馬のほうが有名馬が多いのも中央と地方の人気に差が生まれている要因なのです。

結果的に配当妙味が薄くなり、一発当てたい人は中央を選択する

日本には中央競馬と地方競馬がありますが、圧倒的に人気なのは中央競馬です。
ダートよりも芝のレースが好きな人がたくさんいる時点で中央に人とお金が流れます。
それ以外にも広告の打ち方や有名馬の存在が中央競馬の人気に拍車をかけています。

各メディアもダートより芝レースを好む人が多いことを理解しているので、芝レースが開催される中央のレースは大々的に取り扱い、地方競馬の扱いは小さくなります。
これらの要因が混ざり合ったことで、地方競馬は中央競馬よりも売上が少なくなったのです。

地方競馬のオッズが低い理由はまだまだある!主な理由を3つ紹介

地方競馬のオッズが低い理由はまだまだある!主な理由を3つ紹介

前の項目では中央競馬と地方競馬を比較しながら、地方競馬のオッズが低くなった根本的理由のひとつである、売上の減少理由についてまとめました。

しかし、オッズが低くなる理由は売上以外にもあります。
ここからは、売上以外で地方競馬のオッズが低くなる理由を3つ紹介します。

出走数が少ない

中央競馬は地方競馬と比較すると出走頭数が少ないです。
例えば、中央競馬は出走頭数がマックス18頭に対し、地方競馬は多くても10頭未満のレースも少なくありません。

競馬の購入点数は出走頭数によっても変化しやすく、出走数が少ないほど購入点数が減ります。
購入点数が少ないということはそれだけ投票が集中しやすくなります。

オッズは組み合わせの多いレースほど票が分散するため、配当妙味に期待できます。
逆にいうと、出走数が少なくて組み合わせ数が少ないレースほど1点当たりに票が集中しやすくなるため、配当妙味が薄くなるのです。

出走馬の力関係が大きい

地方競馬は出走馬間の力関係が大きいです。
中央競馬にもいえることですが、出走馬のなかで強い馬がいると配当妙味は薄くなります。

なぜなら、競馬はレースに勝つ馬を予想するのが基本なので、強い馬がいると多くの人がその馬が勝つと思い、投票が集まります。
そのため、1強と呼ばれるように、レースに対する配当妙味が薄くなるのです。

もちろん、票が集中した馬が何らかの理由で着外に敗れてしまえばそのとたん、配当が跳ね上がることも少なくありません。

しかし、力関係が大きいとまぐれが起きるのも少ないですし、地方競馬は中央以上に出走馬間の能力の差が大きいため、人気を集めた馬がそのまま勝ち切り、配当妙味が薄くなりやすいのです。

元払いが発生しやすい

地方競馬ではたびたび元払いが発生します。
元払いというのは、オッズが1.0倍の元返しになることです。

例えば単勝1,000円で買った馬のオッズが1.0倍だった場合は的中したとしても購入金額が返ってくるだけです。
もちろん、馬券が外れたら配当はゼロなのでハイリスクノーリターンなのです。

オッズの計算式上、どうしても1.0倍になるケースはあります。
これに関しては中央競馬にもいえるのですが、JRAが秀逸なのは元払いの場合に10円を上乗せする「プラス10」制度を導入していることです。

この制度のおかげで、完全に損することなく最低限のプラス収支を得られます。
よっぽど過剰投票された場合は適応されないケースもありますが、プラス10制度のおかげで中央競馬のレースは圧倒的1番人気の馬に多額の資金を注ぐ価値があるのです。

地方競馬はこのような措置がないため、元払いを考慮して買い目を考えなくてはならないのが難点です。

配当妙味の薄い地方競馬で儲けるための買い方5選

配当妙味の薄い地方競馬で儲けるための買い方5選

地方競馬は中央競馬と比較しても配当妙味は薄いです。
しかしながら、地方競馬で収支を上げている人がいるのも事実です。

どのようにして購入すれば儲かることができるのでしょうか?
ここからは、地方競馬で収支を上げるための買い方を5つ紹介します。

地方競馬でオススメの券種は馬単と三連単

地方競馬を買う上でオススメしたい券種は馬単と三連単です。
このふたつの券種は数ある馬券の中でも的中させるのが難しいですが、地方競馬は意外とこのふたつが使いやすいです。

馬単や三連単といった着順を固定させる券種の最大の欠点は、選択した馬が着順どおりに入線しないと不的中になることです。
しかし、逆にいえば着順に来る馬を読むことさえできればこれらの券種は当てやすくなります。

地方競馬は出走馬間の能力の差が大きいです。
そのため、勝ち馬を見つけ出すのは意外と難しくありません。

多くの人がその勝ち馬に投票するため配当の旨味も少ないです。
そのため単勝ではあまり魅力がありません。

ただし、馬単や三連単は的中率が低い代わりに当たった時のリターンに期待できます。
そのため、勝ち馬を1着軸にしてながすことで小数点で的中させることができ、回収率向上につなげることができるのです。

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枠単は配当妙味が高くなりやすい

中央競馬では発売されていない枠単は南関4馬場会場や金沢競馬場など、一部で発売されています。
枠単は1.2着に来る馬を着順ごとに枠番で予想する券種で、馬単の枠版バージョンととらえてもらっていいです。

枠単は意外と旨味のある券種です。
なぜなら、普段中央競馬ばかり購入している人には馴染みの薄い券種なので、好走に期待できる組み合わせでもオッズ妙味が大きいからです。

そもそも競馬は一般の人間が購入しない買い方を的中させたほうが収支の向上に期待できるので、知名度の薄い枠単で購入する買い方はオススメできるのです。

人気馬と穴馬の組み合わせでオッズを高める

地方競馬を買ううえでぜひおすすめしたいのが、人気馬と穴馬の組み合わせで馬券を購入することです。
地方競馬は出走数が少ないため、馬連や三連単など、複数の馬を絡めて購入する組み合わせで購入したくなります。

しかし、人気馬同士の組み合わせはほとんどの人が購入するため、例え馬連や馬単でもオッズは大きくなりづらいです。

穴馬同士の組み合わせで配当妙味を高める買い方もありますが、地方競馬は出走馬間の能力の差が大きいため、穴馬同士で決着づくことが少なく、当てるのが難しくなります。

では、人気馬と穴馬を組み合わせる買い方はどうかというと、オッズ妙味もそこそこありますし、人気馬が馬券に絡む確率は中央よりも高いため、意外と的中率も悪くありません。

中央競馬でも人気+穴馬の組み合わせは推奨されがちですが、軸にしたい人気馬を探すのは出走数の少ない地方競馬のほうが容易です。
そのため、人気馬と穴馬の組み合わせで的中率と配当妙味を高める買い方はおすすめできるのです。

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2番人気以下の期待値は高い

地方競馬は2番人気以下の期待値の高いレースが多いです。
なぜなら、出走頭数が少ないうえ、勝ち馬を探すのが容易だからです。

競馬はレースに勝つ馬を探すのが基本なので、強い馬がいればその馬に投票が集中し、圧倒的1番人気に支持されます。
その場合、2番人気の馬でも単勝オッズが10倍以上つくことも少なくありません。

1番人気と2番人気以下のオッズの差が大きくなりやすいので2番人気馬でも期待値は高くなりやすいのです。

固め打ちで馬券を買う

地方競馬は一日に10レース以上行われますが、すべてのレースを購入するのはおすすめできません。
なぜなら、競馬は当たる確率よりも外れる確率のほうが高いからです。

券種の中でもっとも的中率の高い複勝馬券ですら、選択した馬が3着内に入線しなければ配当は得られません。
10頭立てのレースにおいて複勝1点当たりの単純な的中率は30%しかないのです。

これが、単勝なら10%ですし、三連単になると720通りもあるため1点当たりの的中率は0.14%ほどになります。

競馬はひとつのレースを当てるのも難しいので、数多くのレースに手を出すよりは予想しやすいレースは配当に期待できそうなレースに一点集中したほうが当たった時の見返りは大きくなるのです。

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まとめ

地方競馬は中央競馬と比較するとオッズが低くなりやすく、配当妙味も小さくなることが多いです。
その根本的な理由は、売上が中央競馬よりも少ないため、多額の資金を注いだらオッズが大きく変動するのです。
そのため、大金を注いで儲けるのは容易ではありません。

しかしながら、地方競馬には出走数が少ないことや出走馬間の能力の差が大きい特徴もあります。
これらを踏まえて予想を行うことで、地方でも収支を上げることは可能なのです。
地方競馬で利益を得たい方は当記事で紹介した買い方をぜひ実践してみてください。