地方競馬を攻略するには、あらゆる手段や可能性を考えて攻略の糸口を探す必要があります。
その一つが、コースの特徴をおさえるコース攻略です。
コース攻略では、コースの特徴を捉えることにより馬の適正や得意不得意を探し出すことができます。
そこで、地方競馬の各コースの特徴をわかりやく解説してコース攻略について説明します。
地方競馬のコース攻略のカギは?
地方競馬のコース攻略のカギは、直線距離とクセのありなしです。
地方競馬のコース特徴を分けると以下のようになります。
直線距離が、
- 300m以上でクセがあるコースは荒れやすく
- 300m未満でクセがないコースは荒れにくく
なります。
地方競馬のコース攻略でおすすめしたいのは、
- 直線距離によって脚質にあった予想をする
- クセがあるコースを狙って不人気馬を狙う
ということです。
一方でクセのないコースはあまりおすすめではありません。
人気馬が当たりやすいのは明白で絞り込みができないからです。
つまり、不人気馬を購入するのはリスクでしかありません。
しかし、クセがあるコースで人気馬がはずれる可能性が高いならば、人気馬をあえて予想からはずすという選択肢が可能です。
しかも高配当を狙えます。
地方競馬の各コースの全長と直線距離は?
地方競馬の各コースの全長と直線距離について表にしました。
競馬場 | 全長(m) | 直線距離(m) | 特徴 |
門別 | 1600 | 330 | 大井競馬場の次に直線距離が長い。 |
盛岡 | 1600 | 300(ダート) | 地方競馬で唯一の芝コース1400m(内)がある。また、地方競馬最大の上り坂がある。 |
水沢 | 1200 | 200 | 直線距離は短く、坂が全くないスタンダードなコース。 |
浦和 | 1200 | 220 | 南関の中では一番小ぶりなコース。 |
船橋 | 1400(外)、1250(内) | 308 | 徐々にコーナーがきつくなるスパイラルコーナーを採用。追い込み、差しがきまりやすい。 |
大井 | 1600(外)、1400(内) | 386(外)、286(内) | 地方競馬最大のコース。枠順に有利不利がなく、地方競馬で攻略がもっとも難しいコース。 |
川崎 | 1200 | 300 | コーナーがきつく、馬の能力に加え、騎手の技術に左右されやすい。 |
金沢 | 1200 | 236 | 他の競馬場からの出走が少ない。平坦なスタンダードコース。 |
笠松 | 1100 | 201 | コーナーきつめで圧倒的に逃げ・先行馬が有利。最後の直線が下り坂となっており、時計が名古屋でのタイムよりも1~2秒早くなることもしばしばあるので馬注を見るときは要注意。 |
名古屋 | 1100 | 194 | コーナーがきつく、追い込みにくいコース。 |
園田 | 1051 | 210 | 内枠の逃げ、先行馬が有利なコース。 |
高知 | 1100 | 200 | コース内側の砂が深く、外枠が有利なコース。 |
佐賀 | 1100 | 200 | コーナーきつめ。 |
地方競馬のコース攻略は直線距離が重要?
地方競馬では、直線距離によって大きく2種類のコースに分けられるといえます。
それは、
- 直線距離が300m超えの長いコース
- 直線距離が200m級の短いコース
です。
クセとは「プラスアルファの要素」
直線距離に加え、
といったプラスアルファの特徴を持つ競馬場もあります。
こういった各地方競馬場のコース特徴を加味することで、コース攻略の幅を広げることができるのです。
直線距離が長いと追い込みや差しを穴で狙える?
最後の直線距離が長いほど「差し」が決まりやすい、というのは東京競馬場を知っている人なら誰でもよくわかるはずです。
地方競馬では、東京競馬場のように500m級の直線距離のコースはありません。
ただし、比較的距離が長い300m級のコースが存在します。
直線距離が長い競馬場は差しも有効?
地方競馬で直線距離が長い競馬場といえば、
といった競馬場です。
300m級のコースはある程度追い込みや差しも通用します。
しかし、出走頭数が多い南関競馬だと絞り込みが難しくオッズが荒れやすくなります。
直線距離が短い競馬場はオッズが安め
地方競馬で直線距離が短い競馬場といえば、
といった競馬場です。
距離が短い200m級のコースでは圧倒的に逃げ・先行が有利です。
さらに、オッズが安くなりやすいという傾向があります。
特に追い込みや差し系の馬は不人気オッズとなりがちで、しかも勝つこともそれほどありません。
つまり、人気のある逃げ・先行の馬が順当となってしまうケースが非常に多くなります。
平凡なコースは配当が安い!?
地方競馬では、特徴のほとんどない平凡なコースとクセがあるコースがあります。
特徴がほとんどない平凡なコースでは、消去法での絞り込みができませんが、その分順当レースになりやすいです。
逆にクセのあるコースでは不人気馬が勝ちやすく、消去法での絞り込みも有効となります。
平凡コースの地方競馬場は?
地方競馬でも特に平凡でクセがないコースは、
が該当します。
これらの競馬場に共通する特徴としては、直線距離も短いということです。
つまり、騎手にとってはクセを活用したテクニックがほとんど通用しません。
そのため順当になりやすくオッズが安くなりやすい傾向が強いです。
この中でも特に笠松競馬場に関しては、最後の直線が下り坂でタイムが速くなりがちでもっとも配当が安い競馬場です。
クセのある競馬場のコース攻略ポイント
地方競馬場のクセをつかんでコース攻略をしていきましょう。
内コース、外コースのある競馬場
地方競馬で内と外コースがある競馬場があります。
門別と大井では、内と外コースで特徴がガラリと変わってしまうので、いつもの調子で予想するとどんどん資金がなくなります。
特に外コースは直線距離が長くなるため、不人気馬が勝ってしまうケースも少なくありません。
高低差のある競馬場
高低差があって直線が上り坂である競馬場は、負担重量が大きなポイントにもなります。
高低差が特に大きい競馬場は、
です。
これらの競馬場は、他の競馬場よりも特に負担重量が軽めの馬が有利です。
ただし、門別は内と外コースにわかれており、盛岡はダートと芝コースに分かれています。
高低差に加えて他の特徴をつかむことで、効率よい予想を展開することができます。
カーブが特徴的なコース
カーブが特徴的なコースには以下の競馬場があります。
たとえば高知競馬は第1コーナーがきつめとなっており、第3コーナーがゆるめとなっています。
そのため、頻繁に開催される1300mコースでは最内枠である1番はもっとも不利となります。
そのため高知競馬の1300mコースでは内枠1番は予想からはずすという選択肢ができます。
地方競馬もコースを知ることが予想の基本!
中央競馬でもいえることですが、地方競馬においてもコースを知ることが予想の基本です。
コースの特徴、脚質によりレース展開を予想しやすくなります。
コースを知るということは競馬予想においてはもっとも重要な基礎です。
ぜひコースを覚えて的中率・回収率を上げていきましょう!
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