実績が高いオルフェーヴルの産駒はまだまだ少なく、これから期待のできる種牡馬です。
そんな現在のオルフェーヴルの産駒数は600頭以上となりました。
さらに、オルフェ―ヴル産駒がダートに向いていることや、意外な特徴もわかりました。
地方競馬おすすめ予想サイト
地方競馬の「鉄板情報」を毎日見れる!
今ならライン登録で無料予想をもらえる
地方競馬おすすめ予想サイト
オルフェーヴルはどんな馬だった?
はじめにオルフェーヴルがどんな馬だったかを説明します。
オルフェーヴルの血統
オルフェーヴルの血統です。
父:ステイゴールド
母:オリエンタルアート
母父:メジロマックイーン
主な兄弟馬:ドリームジャーニー など
父ステイゴールドは国内GⅠでは2、3着ばかりで粘り強い走りをする名馬でしたが、なかなか勝てませんでした。
しかし、引退戦となった香港ヴァ―ズ(GⅠ)で見事勝利し、有終の美を飾りました。
母オリエンタルアートはそれほど目立った成績はありませんが、母父メジロマックイーンはGⅠで4勝を挙げた名馬です。
また、兄弟馬にはGⅠで3勝を挙げたドリームジャーニーがおり、間違いなく良血統であるといえます。
オルフェーヴルの生産者・厩舎・馬主
オルフェーヴルの生産者と厩舎および馬主です。
生産者:社台コーポレーション白老ファーム
厩舎:池江泰寿
馬主:サンデーレーシング
池江泰寿調教師は、20代から厩務員として勤務していました。
その後調教免許を取得し、GⅠでは20勝を挙げた名調教師です。
オルフェーヴル以外では、ドリームジャーニーやサトノダイヤモンドなどの名馬を輩出。
オルフェーヴルの実績
オルフェーヴルの実績は日本競馬史上で最高といっても過言ではありません。
獲得賞金:13億4408万円(日仏合わせると約16億円)
通算成績:21戦12勝(GⅠ6勝)
主な勝ち鞍:有馬記念(2013)、宝塚記念(2012)
2011年年度代表馬
オルフェーヴルはGⅠ勝利数ではアーモンドアイやディープインパクトに劣っていますが、2度もフランス遠征しています。
フランス遠征がなければ、GⅠ勝利数ではアーモンドアイと肩を並べていたでしょう。
また、世界一を決めるレース凱旋門賞では2度も挑戦したもののいずれも2着となり、日本競馬界に衝撃を与えました。
実績でいえば、日本競馬史上で最高といってもいいでしょう。
代表的なオルフェーヴル産駒
オルフェーヴル産駒は、2020年までにGⅠ馬を2頭輩出しています。
ラッキーライラック(引退、GⅠ4勝)
エポカドーロ(現役、GⅠ1勝)
ジャスティン(現役、JpnⅡ1勝)
オーソリティ(現役、GⅡ2勝)
中央競馬では、ラッキーライラックや、エポカドーロが代表的なオルフェーヴル産駒です。
芝コース中長距離で活躍しました。
オルフェーヴル産駒の特徴
オルフェーヴル産駒の特徴について説明します。(掲載しているデータは2021年2月までのものです。)
オルフェーヴル産駒の芝適正
オルフェーヴル産駒の芝コースの適正について調査しました。
距離別で分析
オルフェーヴル産駒の芝コース距離別データです。(全中央競馬、盛岡競馬含む)
一見、長距離の勝率が高いように見えますが、ディープインパクト産駒と比べるとデータも少なく、それほど高い勝率とはいえません。
性別で分析
オルフェーヴル産駒の芝コース性別データです。(全中央競馬、盛岡競馬含む)
ロードカナロア産駒やディープインパクト産駒は勝率が10%以上あるのに対し、オルフェーヴル産駒の勝率はかなり低いです。
性別では牡馬がやや勝率高め。
馬場状態で分析
オルフェーヴル産駒の芝コース馬場状態別データです。(全中央競馬、盛岡競馬含む)
不良馬場や重馬場の適正はやや高い。
母父で分析
オルフェーヴル産駒の芝コース母父別データです。(全中央競馬、盛岡競馬含む)
オルフェーヴル産駒では、母父が国産馬のケースがまだ少ない。
また、母父ディープインパクトや母父クロフネといった組み合わせは勝率10%以下。
母父が国産馬では相性がよくないのかもしれない。
強いていうなら母父シンボリクリスエス、母父キングカメハメハとの掛け合わせがおすすめ。
オルフェーヴル産駒のダート適正
オルフェーヴル産駒のダートコース適正について調査しました。
距離別で分析
オルフェーヴル産駒のダートコース距離別データです。(全中央競馬、地方競馬含む)
1300m、1400mで安定した成績となっています。
これはおそらく、JRAで勝てない馬が地方競馬に転入して勝っているケースが多いと考えられます。
そこで、JRAのみに絞って分析します。
中央競馬+地方競馬のダートデータとはかけ離れたデータとなりました。
1400mの勝率がかなり低くなりました。
さらに、地方競馬に絞ってデータをまとめると驚きの結果に。
各距離ともに安定した成績となっています。
つまりこれは、オルフェーヴル産駒は中央競馬では勝ちづらいが、地方競馬向けの産駒として向いているという結論になります。
推測ですが、オルフェーヴル自体の血統は強いはずですが、相性の良い母や母父に恵まれないことが要因と考えられます。
性別で分析
オルフェーヴル産駒のダートコース性別データです。(全中央競馬、地方競馬含む)
セン馬の勝率が高くなっています。
これは推測ですが、父オルフェーヴルから気性が荒い性格が受け継がれ、去勢によって成績が良くなると考えられます。
馬場状態で分析
オルフェーヴル産駒のダートコース馬場状態別データです。(全中央競馬、地方競馬含む)
芝コースデータ同様、ダートにおいても不良馬場の勝率が高いという結果になりました。
荒れた馬場に対する対応力が高い骨格をしているのではないかと考えられます。
母父で分析
オルフェーヴル産駒のダートコース母父別データです。(全中央競馬、地方競馬含む)
芝コースデータ同様、母父が外国馬のケースが多いようです。
しかし、母父が国産馬であれば、ディープスカイ、フレンチデピュティティ、シンボリクリスエス、キングカメハメハとの相性は比較的良さそうです。
地方競馬おすすめ予想サイト
地方競馬の「鉄板情報」を毎日見れる!
今ならライン登録で無料予想をもらえる
地方競馬おすすめ予想サイト
オルフェーヴル産駒はダートに向いている
オルフェーヴル産駒は、ダートコースに向いている可能性が高いです。
特に1300m、1400mに強く、地方競馬向けの適正が高いでしょう。
さらに、不良馬場に強い、セン馬が狙い目といった特徴もありました。
今後のオルフェーヴル産駒に期待しましょう。
参考
2021年地方競馬優秀血統ランキング!お馴染みのアノ産駒が最強?