大井競馬の金盃の必勝攻略法とは?

大井競馬の金盃の必勝攻略法とは?

大井競馬「金盃」の攻略法は?

明日は大井競馬場で南関重賞が組まれています。SIIに相当する金盃です。今回で62回目を迎えます。2014年まで距離が2000メートルで実施されていましたが、大井記念と入れ替わるように2600メートルに変更されました。地方競馬ではなかなかお目に掛かれない長距離レースでもあり、しかも3月に行われるダイオライト記念の前哨戦の意味合いもあります。非常に注目すべきレースでもあるでしょう。

大井競馬場の2600メートルにはどのような特徴があるのか?

まず、スタート地点が向正面になり、1000メートルと同じ場所です。スタートから最初のコーナーまでが約280メートルと短めであり、内枠がやや有利と見られています。しかし、大井競馬場は南関競馬の中で最も広く、地方競馬全体で見てもJRAの競馬場に次ぐ規模でもあるでしょう。内回りであれば最後の直線が286メートル、外回りであれば386メートルあり、実に100メートルの差があります。

長距離レースのカギはスタミナとリピーター?

2600メートルのコースは外回りを使い、しかも長丁場のレースでもあります。内枠がやや有利と見られても追い込みや差し馬にもチャンスがあり、さらに長距離というからにはスタミナも必要です。実力馬が強いレースとも考えられます。これはJRAにも見受けられることですが、長距離レースではリピーターが強い傾向があります。大井競馬でも同じようであり、たとえば2400メートルの東京記念では、2015年にユーロビートが2着となり、翌2016年でもユーロビートは2着でした。

上記をまとめれば、金盃が行われる2600メートルは、やや内枠が有利であるが、リピーターの出る傾向があり、追い込みや差し馬にもチャンスがあるということでしょう。

金盃のレース傾向は?

実際の傾向を見てみましょう。残念ながら、金盃に関しては、過去3年のデータしかありません。参考程度とも言えますが、以下のようになっています。

・2015年:1着2枠3番、2着1枠1番、3着1枠2番

・2016年:1着2枠3番、2着1枠2番、3着6枠12番

・2017年:1着6枠9番、2着5枠7番、3着1枠1番

わずか3年とはいえ、7や8枠の外枠は出ていないようです。しかし、1、2枠が多いような傾向はあります。ならば、同じ距離で行われていた大井記念はどうだったのでしょうか?重賞クラスも金盃と同じSIIであり、何かしらの参考になるかもしれません。

・2004年:1着5枠6番、2着5枠7番、3着8枠13番

・2005年:1着4枠8番、2着7枠13番、3着1枠2番

・2006年:1着7枠8番、2着3枠3番、3着7枠9番

・2007年:1着2枠3番、2着8枠16番、3着8枠15番

・2008年:1着1枠1番、2着3枠4番、3着6枠9番

・2009年:1着2枠4番、2着4枠7番、3着7枠14番

・2010年:1着1枠1番、2着5枠9番、3着2枠4番

・2011年:1着4枠8番、2着4枠7番、3着3枠6番

・2012年:1着2枠3番、2着1枠2番、3着2枠4番

・2013年:1着6枠11番、2着4枠7番、3着8枠16番

上記は、大井記念の距離変更がなされた前年から10年分の結果です。7や8枠の外枠も連対していますが、単勝だけ見れば7枠は2006年の1回しか出ていません。傾向としては、やはり内枠が有利と見なしても、決して間違いではないでしょう。ただし、大井の2600メートルで闇雲に内枠を狙えば良いという訳ではありません。出走馬や馬場の当日の状態、さらに距離適性などもあります。しかし、少なくとも実力馬が内枠に入れば、馬券に絡めないことは適切ではないかもしれません。

競走馬は年老いてもスタミナは衰えにくい?

競走馬は一般的に、年齢と共にスピードが衰えやすくても、スタミナは衰えにくいと言われています。昨年の金盃を制したのはユーロビートでしたが、実に8歳の時でした。3着に入ったクラージュドールも7歳であり、長距離レースは高齢馬でも活躍できるようです。2018年の金盃はどのような結果になるのでしょうか?