日本では中央競馬と地方競馬の2種類の競馬が開催されています。
中央競馬は日本中央競馬会(JRA)が運営しており、その親元は農林水産省なので国の管轄になります。
対して地方競馬は各自治体がそれぞれで運営しています。例えば船橋競馬場なら千葉県競馬組合、園田競馬場は兵庫県競馬組合など、都道府県別に運営されていることが多いです。
また、地方競馬のほとんどがダートレースのみ扱っていることが多く、ダート好きは好んで地方競馬の馬券を購入しています。
基本的なルールは中央も地方も同じですが、地方競馬で負けすぎている人は意外と多いです。
うまく考えて馬券を購入しなければどうしても負けてしまうのです。
当記事では地方競馬で負けすぎている理由を紹介したうえで、中央競馬には存在しない地方競馬の特徴を紹介します。
そのうえで、地方競馬で勝つための秘訣をまとめました。
地方競馬で勝ちたいという方はぜひ最後までご閲覧ください。
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地方競馬で負けすぎている5つの理由
地方競馬のルールは基本的には中央競馬と同じです。
しかし、中央競馬で勝つのが難しいように、地方競馬で収支を上げるのは簡単ではありません。
一般的に競馬で収支を上げている人は2%未満といわれており、ほとんどの人が競馬で負けているのです。
なかなか勝つことができないという人は多いでしょう。
ここからはどうして地方競馬で負けすぎてしまうのか、5つの理由を紹介します
配当が安い
買い方にもよりますが、地方競馬は中央競馬よりも配当が安くなりやすいです。
なぜなら、地方競馬は出走頭数が中央よりも少ないので馬券の組み合わせ数が少なく、1点当たりに投票が集中しやすいからです。
特に人気を集めている馬は売れやすいためオッズが極端に下がります。
また、出走馬同士の能力の差が大きいので人気馬のオッズが下がりやすい傾向もあります。
競馬は勝つ馬を探すのが基本なので、強い馬にオッズが集中するのは致し方ない部分もありますが、地方は中央よりも強い馬に投票が集まりやすいです。
そして、人気を集めた馬が大差をつけて勝つことも多いため、配当妙味が薄くなりやすいのです。
穴馬ばかり狙ってしまう
穴馬ばかり狙ってしまうのも負けすぎる要因のひとつです。
競馬は穴馬ほど配当妙味が高いため、馬券に絡んでくれればたった1レースで大きく回収率を上げることもできます。
しかし、穴馬はなかなか馬券に絡みません。
そもそも、人気を落としている馬というのは勝つ見込みが少ないから人気していません。
多くの馬券購入者が何らかの理由を以てして勝てないと認識しているため、勝てない可能性のほうが高いのです。
もちろん、穴馬が馬券に絡むこともありますが、人気馬と比較すると好走傾向に乏しいため、穴馬ばかり狙っても無駄にお金を浪費するだけなのです。
平日も馬券を購入している
地方競馬は休日だけではなく平日も開催されています。
しかも、現在はインターネット投票のおかげで北海道から九州まですべての地方競馬場を購入することができます。
このため、その気になれば毎日馬券を買うこともできます。
しかし、毎日馬券を購入して収支を上げるのは至難の業です。
なぜなら、競馬は当たる可能性よりも外れる確率のほうがはるかに高いからです。
馬券種の中で最も的中率の高い複勝馬券は3着以内に来る馬を1頭選択する券種です。
しかしながら、複勝馬券は10頭立てのレースにおいても単純な的中率は30%で、外れる可能性のほうが高いです。
最低でも6頭以下にならなければ的中率が外れる確率に勝ることはありませんが、競馬法によって出走数が7頭以下になると複勝の的中範囲が上位2頭までに絞られます。
そして、競馬は4頭以下では開催されないため、どんな状況になっても複勝馬券が当たる確率が外れる確率を上回ることはありません。
このように、競馬は絶対に負ける可能性のほうが高くなるようになっているので、毎日レースを買い続けると結果的に負けが重なりやすくなるのです。
全地方競馬のレースに手を出している
地方競馬は全国に15箇所存在しています。
すべてのレースが平日もしくは休日に開催されていて、インターネット投票システムを使えば自宅や外出先でも馬券を購入できます。
中央競馬と同じく一日に10レースくらい行われていることが多く、その気になれば全レース購入することも可能です。
しかし、競馬は負けやすくなっているので、やみくもにたくさんのレースを購入しても勝ち続けるのは容易ではありません。
ときどき大した予想も行わずに全レースに手を出す人がいますが、ほとんどの人は負けています。
たくさんのレースを買って一喜一憂を楽しむのも競馬の楽しみ方の一種ですが、ほぼ確実に負けるので収支を考えるのであれば一切おすすめできません。
中央競馬開催終了後の夜に地方競馬を購入する
地方競馬場によっては中央競馬が開催される土日の夜にレースを行っている所もあります。
四国にある高知競馬は中央競馬が終了したあとにレースが行われています。
どうして高知競馬場が中央競馬のあとにレースを行ったかというと、中央競馬で負けてしまった人が一発逆転を狙うためにレースを設けているのです。
もちろん、高知で大勝するようでしたら中央で使い果たした資金を取り戻すことも可能でしょう。
しかしながら、基本的には負けてしまいます。
なぜなら、中央競馬のあとに地方競馬を買うことは、たくさんのレースに手を出すことになるからです。
競馬は負ける確率が高いので、レースを買えば買うほど負ける確率も高くなります。
もちろん、勝つ見込みがあれば買うのもよいですが、大した予想を行わずに負けを取り戻すことだけを念頭に馬券を買っても大体は負けてさらに懐を軽くするだけなのです。
中央競馬には無い地方競馬の特徴5選
中央競馬と地方競馬はルールこそほとんど同じですが、細かい点で相違する場面もあります。
ここからは、中欧競馬ではあまり見られない地方競馬の特徴を紹介します。
ダートのみの競馬場がある
地方競馬はダートコースが主流です。
全国にある15箇所の地方競馬場のうち、芝コースが存在するのは岩手県にある盛岡競馬場のみです。
それ以外はすべてダートコースしか存在しません。
芝コースは管理費用がかかりやすいため、コストの低いダートをメインに番組編成を行っているのです。
小回りコースがほとんど
地方競馬は直線が短い小回りコースが主流です。
中央競馬でも札幌や福島は小回りに該当しますが、どちらかというと東京や阪神のように直線の長いダートコースが多いです。
しかし、地方は中央の競馬場と比較すると全長の短い競馬場が多くなっています。
もっとも全長が長い地方競馬場は大井・盛岡・門別競馬場の1,600mで、もっとも短いのは園田競馬場で1,051mです。
大井や盛岡の1,600mは中央競馬における札幌や函館よりは全長が長いので、比較的大回りですが、それ以外の地方競馬場は全長1,400mを下回るため小回りになっています。
直線が短いため立ち回りが非常に重要なのです。
レース間隔が中央所属馬よりも短い
地方所属馬は馬の数が中央所属馬ほど多くありません。
そのため、間隔を詰めてレースに使われています。
競走馬は一度全力でレースを使ったら1か月ほど疲労が抜けないといわれています。
そのため、最低でも1か月ほどは休養させたほうがよいです。
しかし、地方馬は所属数が少ないため、レースを成立させるためにも中央馬では考えられないほど間隔を詰めています。
特に笠松などは頭数の少なさが深刻化しており、連闘で使われ続けている馬が大半です。
同じ騎手が騎乗することが多い
地方に所属しているのは馬だけではありません。
騎手も地方に在籍しています。
ほとんどの騎手は籍を置いている競馬場で騎乗します。
競馬場によっては週に5日ぶっつづけでレースを行う場所もあります。
その場合は5日フルでレースに騎乗することもあるのです。
元払いが発生しやすい
地方競馬は元払いが発生しやすいです。
元払いとは、的中した組み合わせのオッズが1.0倍となり、掛け金がそのまま戻ってくることです。
全く旨味がなくリスクしかないです。
ある組み合わせにあまりにも投票が集中すると起こる現象なので、過剰に人気している馬の馬券を購入するのは避けたほうがよいでしょう。
ちなみに中央競馬は元払いが発生した際、払戻に10円を上乗せする「プラス10制度」が導入されています。
この制度のため、元払いが発生する可能性は大きく抑えられ、安心して馬券が買えるようになったのです。
地方競馬で勝つための5つの秘訣
地方競馬は中央ではあまり見られないルールや特徴があります。
馬券で利益を上げるにはこれらの特徴やルールを踏まえたうえで馬券予想に取り組みたいです。
ここからは、地方競馬で勝つための秘訣を5つ紹介します。
逃げや先行馬を狙う
最初に紹介するのは、逃げや先行馬を積極的に狙うことです。
地方競馬は小回りコースが多く、平均で全長1,200mのところが多いです。
それよりも短いコースも存在し、園田競馬場に至っては1,051mしかありません。
小回りコースのほとんどは直線が短いため、差しや追い込み馬が直線一気を決めるのは非常に難しいです。
そのため、間接的に逃げや先行馬といった前で競馬する馬が残りやすいのです。
地方競馬は小回りゆえ、逃げや先行馬の好走率が高いのです。
リーディング上位の騎手を買う
地方競馬ではリーディング上位の騎手から馬券を買うのも良い買い方です。
地方競馬の騎手は中央騎手のように関東と関西でおおざっぱに分けられていません。
各競馬場ごとに所属が決まっています。
そして、ほとんどの騎手は所属元の競馬場で毎週レースを行っています。
いずれも競馬場でも騎手リーディングがまとめられており、結果を残している騎手は上位にランクインしています。
リーディング上位の騎手は強い馬に騎乗する機会が多いです。
また、競馬場のコースの特徴も熟知しているからこそ結果を出しています。
騎手目線で馬券を購入するのも地方競馬を攻略するうえで大事なのです。
購入する競馬場を絞る
馬券を購入する競馬場を絞るのも大切です。
すべての競馬場に全く同じコースは存在しません。
いずれも唯一無二で、さまざまな特徴があります。
そして、馬券購入者にとっても得意不得意はあります。
中央競馬で例えるなら東京や新潟といった直線の長い競馬場は回収率が高いものの、トリッキーな中山の馬券成績は悪い人がいるように、すべての競馬場で収支を上げている人はほぼいません。
これは地方競馬にも当てはまります。
競馬で勝つには成績の悪い競馬場は買わずに、得意な競馬場だけ買い続けたほうが回収率は高められます。
また、地方競馬は所属している馬の数が少ないため、毎週のようにレースに出走することもあります。
毎週欠かさず同じ競馬場のレースを見ていたら同じ馬を何度も目にするでしょう。
そうすると、自然とその馬の特徴が頭に残ります。
得意な競馬場のみ馬券を買い続けることで、自ずと出走馬の特徴を理解でき、それが馬券にも活かせるのです。
自分の得意な競馬場を理解する
得意な競馬場を理解することも大切です。
自分がどの競馬場が得意なのか理解していない人は、まずはすべての競馬場の予想を全レース行ってください。
何度か予想を繰り返すうちに得意な競馬場が見えてくるのでその競馬場のレースを買い続けましょう。
そうすると、馬券収支も上がるはずです。
断然人気の馬は極力買わない
地方競馬は人気馬のオッズが下がりやすく、1倍台になることはよくあります。
出走馬の能力の差が大きいため、圧倒的1番人気が勝つことも少なくありません。
たまに、1倍台の馬に多額の投資を注いで収支を上げる人もいますが、競馬初心者の方はそこまで資金を持っていないと思うので、人気馬に強く張るのは控えたほうがいいです。
なぜなら、配当妙味が少なすぎるからです。
例えば、単勝1.1倍の馬に1万円賭けても得られるのは1,000円のみです。
あまりにもリターンが小さすぎます。
どうしても1倍台の馬を買いたいのであれば、馬連や三連単など、2.3着を予想する券種で少しでも配当妙味を高めましょう。
地方競馬で負けない買い方について徹底検証!レースの特徴や注意点も解説
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まとめ
地方競馬は中央よりも出走数が少ないので馬券の組み合わせ数が少ないです。
そのため、1点当たりの的中確率は中央競馬よりも高くなりやすいです。
しかしながら、それだけで地方競馬で勝ち続けるのは容易ではありません。
しっかりとしたロジックを駆使して初めて収支を上げられるのです。
当記事では地方競馬で負けすぎる理由を紹介したうえで、勝つための秘訣をまとめました。
地方競馬で勝ちたい方はぜひ参考にしてみてください。